ちーの気まぐれ日記

小西克幸さんが大好きです♪美味しいもの大好きです♪

朗読劇「天魔の銀翼〜敵は本能寺にあり〜」昼の部『鳴かぬなら 私が鳴こう ホトトギス』

昼・夜公演行ってきた〜。
いつもの通り、小西さんのことだけ〜(笑)
見たい方だけどうぞ〜。
昼公演、夜公演と内容が違っていて、昼公演は小西さん演じる光秀が信長に初めてあってから、本能寺の変に至るまで。
明智光秀を中心に描かれてて、その明智光秀を小西さんが演じるということで、ドキドキワクワクしながら行ってきた。
場所は舞浜アンフィシアター
張り出し舞台と主舞台からなっていて、その張り出す舞台の中央が回転盆になっていた。
まずは、語りの井上さんが登場。
語りの井上さんは主に張り出し舞台の回転盆の周りをゆっくりと回りながら、要所要所で語っていくという感じ。
井上さんの語りからスタートしてオープニング。
回転盆がせりあがってきて、他のキャストの方々がその回転盆に乗って登場。
回転盆だから、グルグル回ってる。
前のスクリーンにはキャラクターの絵が映し出されていて、オープニングの最後に小西さんだけ、主舞台に位置して、サブタイトルを。
敵は本能寺にあり」と読み上げてた。
もう、この言い方がかっこいいのなんの。
芯が通っているというかなんというか、カッコよかった〜。
小西さんは眼鏡なし。そして黒い上下のスーツで素敵だった〜。
そして、いよいよ朗読劇開始。
足利義昭に仕えていた明智光秀織田信長が初めて会う場面。
織田信長が目指す世と自分が目指す世が一緒だと感じる光秀。
そして信長は自分は「天魔」と、そして光秀をその天魔の「翼」という。
最初光秀は「天魔」ではなく、「天馬」と思うが、信長は自身を「天魔」と言う。
小西さんが演じる光秀はこのあたりは信長に仕えて、信長が天下統一できるよう翼としての責任を果たすというような夢に溢れて、強さを持っている感じ。
下戸でお酒は飲めない光秀。
鉄砲の話になり、光秀に自分を撃てという信長。はずそうと試みるとそれを見ぬいた信長が光秀を叱責。「信長が亡くなれば・・・」という考えがちらっと脳裏をかすめる光秀。
本気で撃とうとするけれども、信長は避けて光秀の後ろに。
その光秀を気に入る信長。
そして、「一発はずせば、命とり」と鉄砲の弱点を光秀に説く。
信長を本当に畏れおおいと思って、謝ってる小西さん演じる光秀には、信長への信頼と恐怖が感じられた〜。
こうして信長に仕えていくことになった光秀。本能寺の変に至るまでの、光秀の苦悩のできごとがここから語られる。
 できごとは思い出した順に書いたので、ちょっと前後しているかと・・・。
あと、全部は網羅していないかと・・・。記憶が頼りなもので・・・。
延暦寺を襲い女・子供問わず斬れという信長の命に忠実に従う光秀。
語りでも「普段の光秀とは考えられないくらい冷酷だった」と言われてた。
ともに信長の命を受けていた秀吉はこっそりと女・子供を逃がしていたが、信長がやってくるとまとめて斬ろうと思ったと。
そんな秀吉のやり方と自分のやり方を考え、女・子供まで斬った自分に迷う光秀。
そして、策略に長けている秀吉に城が与えられるだろうと考える光秀。
ただ、この功績が認められて、坂本城を信長からさずけられる光秀。
このあたりで家康も登場。
とても穏やかな印象。
坂本城を築いた光秀の城へ侵入するとある人物。
伴長信。織田信長が雇った忍であり、かつ、公家の近衛前久にも雇われていた人物。
「守りを厳重にしていたが、さらにかんがえねければいけない」と思う光秀。
信長の忍と思っていると、長信が残していった言葉が「信長に気を付けろ」。
この言葉が残り、信長への思いに揺らぎが徐々に生じてくる光秀。
あと、近衛前久を演じているのが飛田さん。
色々と何か黒いことを考えているような食えない感じの公家で、その公家な感じが本当に素晴らしかった!
ちょっと心温まる場面は、光秀が妻である煕子のことを語る場面。婚礼に至るまでのこと語る光秀。
人となりを知りたかったから、婚礼前に会っていたこと。
その煕子が婚礼前に皮膚病にかかり顔に痕が残ってしまい、父親が見た目がそっくりな妹を煕子を光秀に嫁がせようとしたこと。
煕子の思い、父親の気遣い等々を考え、妹から事情は聴いたが煕子を嫁にもらったこと。
結婚後、貧しい中、自分の髪を切ってそれをお金に換えて、光秀のことを支えたこと等を語る光秀。
そのことを語る光秀を演じているときの小西さんの表情と声が本当に穏やかで優しくてたまらなかった!
公家とも交流があった光秀。近衛前久は光秀を呼び寄せ、信長を朝廷に呼ぶように伝える。
しばらくして、信長からも近衛前久を信長のもとに連れてくるように命令される。「それは難しいかと」と言うもつれてくるように命じる信長。
双方からの命令のはざまで揺れる光秀。
「信長に気を付けろ」という長信の言葉を思い出しつつ、信長の真意を図りかねる光秀は「信長様は私をどうしたいのだ・・」と。
小西さんの、光秀の心が微妙に揺れてる表情、声のトーンの表現がとても素晴らしかった!
信長には護衛として森蘭丸が仕えることに。
森蘭丸の意見を受け入れ、光秀を「お主はつまらない奴だ」という信長。
徐々に信長への信頼が揺らいでいく光秀。
蘭丸が坂本城より石高の多い場所の城を攻め落とし、その地を光秀の領地とし、坂本城を自分に欲しいと言っているのを聞いてしまう光秀。
信長への信頼ゆえに蘭丸に嫉妬している自分を自覚する光秀。
その独白のようなその思いに気づいた光秀の小西さんの演技がまた素敵で!!
長篠の戦いでは光秀の考えにより3千の鉄砲を用意し、千ずつ撃っていくことで勝利する織田軍。そして、その功績を認められる光秀。
一方で「朝廷はまだこないのか」と信長に詰め寄られる光秀。
喜びもつかの間という感じで信長への畏れを感じる表現が本当に凄い!
ある日のできごと、信長の刀にいくつの翼が彫られているかを家臣に尋ねる信長。
蘭丸が「信長の刀で素振りしていた」ということで、正解を答える蘭丸。
その行動を窘める光秀に対し、信長はその刀を蘭丸に与える。
ますます信長のことがわからなくなる光秀・・・。
信長への思いが揺らぐ中、本願寺を攻めるときに、窮地に陥る光秀。援軍は望めないと考えている光秀。「自分は信長様に嫌われている」と自嘲したように告げる光秀。
そこへ「光秀!われの翼はどこだ!」と先頭に立ち、銃弾をうけながらもやってくる信長。
そんな信長を「信長様」ととてもビックリとして、でもとても感極まる感じで迎える光秀。
嬉しいを超えてる感じで、信長への忠誠をまた誓ったような感じが伺えた。
そんな中、秀吉の暗殺を命じる信長。
それを失敗する光秀。
丹波の波多野家を降伏させるために、母親を人質として波多野家の城へ行かせるように信長から光秀は命じられる。
波多野家へいってもらうために、母親に語りかける光秀。
「相手の方へお願いしてあります」と語りかける様子がとても優しくて、母親へもとても優しく家族思いだったんだろうなと思った。
このときの小西さんの表情がまた母親を人質に使うことへの辛さ、悔しさ、不安を与えないようにする母親への気遣い等々色々な感情がまざったようななんとも言えない表情。
波多野家を降伏させたと思いきや、信長は波多野家を処刑。起こった波多野家の家臣たちが光秀の母親を殺してしまう。
そのときの「母上―」という小西さん演じる光秀の叫びがとても痛くて痛くて涙が出てきた。
信長は光秀だけではなく、家康にも自分の子を切腹させるように命じる・・・。
それを知って、光秀は信長への思いの揺らぎがどんどん高まってく。
またずっと織田家へ仕えてきた家臣を20年以上前のできごとを追及して追放。
そんな中、信長は今度は家康の暗殺を光秀に命じる。
家康を招いての宴で、料理を光秀に任せる信長。
実行に移すことができない光秀。
ある晩、「この酒を飲め。飲まぬなら、この刀を飲め」と光秀に迫る信長。
「ご容赦下さい」という光秀に「つまらぬ男だ」と言って、蘭丸に扇で光秀をぶたせる信長。
光秀の揺れる心情、苦痛に耐える光秀、そのどれもをとても繊細に表現する小西さんの演技にただただ魅了された。
そんな中、病に伏していた妻の煕子が病死。
亡くなった時の「煕子―」という叫びもとても心がいたい・・・。
そこへ親友で家臣の斎藤利三がやってくる。
「信長様に腹を斬れ」と言われたと・・・。
自分が家康を亡き者にできないがために、大切な人が犠牲になっていく、という光秀。
光秀は決意する。
「敵は、敵は本能寺にあり!」と。
この言い方がある決意に満ちた言い方で芯が通っていて、揺らぎを感じなくて本当に素敵だった。
ここで昼の部は終了。
超気になるところで終わった。
小西さんは主役ということで、かなり出番多し!
ただ、少し時間があくと座って水を飲んでいたのが印象的。
本当にみなさんの演技に引き込まれた時間だった〜。
そして、その後にキャストが挨拶。
とても緊迫して息をのんだ内容だったのに、コメントが面白い!
というか、小山さんがフリーダム。
あと、他のキャストの皆さんが「緊張して水が飲めなかった」とおっしゃってた。
小西さんの次にコメントを言った小西さん。
明智光秀役の小西克幸です。自由な信長様ですね。早く斬ってしまわねば(笑)。ありがたいことに沢山セリフがあって、のどが渇いて、座ると同時にゴキュゴキュ飲んでやりましたよ!わかりました?我々の末路がどうなるのか、気になる方はぜひ夜の部もよろしくお願いします」というようなことをおっしゃられてた。
もう、本当に素晴らしかった〜。