無事に千穐楽を終えられたので、個人的感想。
私の感想なんかが人の目に触れるのは忍びないので、こちらで超個人的感想を。
誰の目にも触れないだろうけど、素敵な舞台だったので、少し書きたいなと思ったので。
思ったよりも長くなってしまった。
久しぶりに複数公演観劇。当初の予定よりも1公演増やして観劇。
全13公演の半分以上は観ました（苦笑）
「4時間の公演」と事前の告知をうけて観劇した初日はおよそ4時間30分。
でも、まったく時間を感じさせず、見終わっても「また観たい！」と思わせる素晴らしい舞台でした。何回見ても、飽きるということがなく、観劇最後の日は寂しくさえありました。
そんな素晴らしい舞台に出会えて、本当に幸せでした。
あと、個人的に気になる演者さんをつらつらと。
●馬絽祐実役：小西さん
小西さんの殺陣をみるために通いました。舞台に立つ小西さんに魅了されて十数年。7年ぶりに殺陣のあるお芝居、舞台に立つ小西さんを拝見し、やっぱり役者としての小西さんが大好きなんだなぁと実感。出番は少なかったですけど、身の丈以上の刀を振り回すお姿、そのかっこ良さ、殺陣の素晴らしさ、その存在感、どれもが素晴らしかった。
セリフも多くはですが、その一つ一つに込める熱量がすごかった！あふれ出る逸刀流への思いがひしひしと伝わってきて、小西さんのシーンは涙して毎回拝見してました。
江戸城襲撃前に天津と槇絵に声をかけるシーン、途中から咳払いが入ったりしてて、少しずつ変えたりしてたのも印象的。本当に久しぶりに小西さんのお芝居を体感できて、本当に嬉しかった。次はいつ拝見できるかな・・？
●万次役：関さん
初日にカツラのアクシデントがありましたが、それもセリフに組み込んだりしてて、凄いなと思いながら観てました。冒頭のダイジェスト版からの大立ち回り、本当に素晴らしかった。あと、照明トラブルがあったときも出番前に出てきて説明したり、最後には総勢67名での土下座だったり、その対応も素晴らしかったです。座長で演出もされていて、挨拶で「あ〜、楽しかった」とおっしゃっていて、それぞれのキャラクターがこんなに生き生きしていたのも、関さんの作品への愛あってこそだなと。素晴らしかったです。
●天津役：根本さん
拝見した公演の半分以上が根本さんの統主でした。孤高で手が届かないような凛とした感じで、カリスマ性があってかっこよかった！動きも品があって、素敵！あと、ダイジェスト版で槇絵の肩を借りて、凛のセリフを聞くシーン。あのときの目が色っぽくて、前の席に座った時は見惚れておりました。ただ、凶と一緒のときは、親しみやすがあって、それも良かったなぁ。凶が「字、間違ってないかなあ」と言ったあとの、「上出来、けっこう、けっこう」と笑うあのシーン、好きだったなぁ。あと、英を叫びながら斬るシーンも好きでした。とにかくかっこよかった♪
●天津役：浪川さん
浪川さんの天津を拝見したのは2回だったけど、この方も本当にすごい人だなぁと。お忙しいだろうにあれだけの殺陣とセリフ。同じキャラクターでも演じる人が変われば、本当に雰囲気が違ってて、素敵でした！！やはりカリスマ性があるけれども、より人間味があって、より感情の起伏がある感じがして、槇絵との相対するシーンはより甘さがあって、槇絵への思いに溢れている感じで良かった。一幕終わりの吐と刀を構えるシーン、めっちゃ好きでした。
●凛役：福圓さん
もう、最高の凛ちゃんでした。可愛いのにたくましくて、福圓さんじゃないとあの凛ちゃんは演じられないと思います。天津や歩蘭人にとび蹴りしたり、殴りかかるシーンめちゃくちゃかっこ良くて好きだったし、瞳阿とのやりとりは可愛いし、万次とのお菓子を食べるシーンは変顔したりして、本当に可愛かった♪天津に「ちょっ！待てこごらぁ」と追いかけるシーンは毎回楽しみにしてた♪あのドスのきいたのは、かっこよかった（笑）ヒロインとしてとても大変だっただろうけど、福圓さんだから演じられた凛ちゃん、本当に素敵でした。
●槇絵役：長沢さん
やっぱり長沢さんの演技が大好きです。役毎に本当に雰囲気が変わって、槇絵も普段は儚げなのに、戦いとなるとかっこ良くて、本当に素晴らしかった。見る公演で毎回槇絵の殺陣のシーン、楽しみにしてました。そのシーンになると居住まいを正してみるほどに大好きでした。前編から槇絵の殺陣に本当に魅了されました。戦う前のあの武器を「Z」のように構える姿も大好きでした。よく、あの武器をあんな華麗に扱えるなぁと。弩馬と闘う前の後ろ蹴りも最高！弩馬たちとの死闘のシーンが本当に好きすぎました。天津とのシーンは可憐だし、素敵でした♪
●吐役：中尾さん
もう言わずもがなのあの迫力。立ち居振る舞い、すべてにおいて迫力満点。ダイジェストのときに阿葉山に斬りかかかったときのあの太刀筋。不気味さをとても感じて、凄いなぁと感嘆せずにはいられなかった。世代的に敬語で色々とおっしゃると、「うわぁ」と思ってしまいました（笑）最初は悪な感じだったけれど、剣に生きる人なんだなと思ったのが、燎が入ってきたときに「すまん、娘が水を差した」と天津に言うシーン。このシーン、好きだったなぁ。やはり、あの迫力は素晴らしくて、圧巻でした！
●怖畔役：永徳さん
もう最高すぎました！一挙手一動出てくる度に見てました。出てきたときは笑顔になれました。もう、あの存在感たるや！江戸城襲撃前のあの動作が毎回違ってて、もう面白くて、面白くて！そして、あの身体。もっとアクションが見たいなあと毎回思ってました♪
●尸良役：島田さん
普段漫画とかだけだったら、絶対に好きになることはないキャラクター。でも、最期のシーンが切なくて、悪役になりきれてなくて、人間味があって、島田さんが演じてらしたからだんだろうなと。嫌な奴だけど、なんだか嫌いになれませんでした。あとカーテンコールの島田さんの笑顔が毎回素敵すぎました♪
●瞳阿役：中山さん
可愛かった〜♪凛と江戸城に侵入するシーン、怖畔とのシーン、可愛かった！可愛いのに、あの軽やかな動き！二幕は出番ほぼないのにあの存在感、素晴らしかった♪息を詰めるシーンが多い中、ほっとして見られるシーンが多くて、夷作とのやりとりも毎回楽しみにしてました♪
●夷作役：木村さん
「だめだよ〜、瞳阿」「本当にすいません」という瞳阿とのやり取り、本当に微笑ましくて大好きでした。無事で良かったと思ったし、「くっついた」のシーンもほっとできて、良いシーンだった♪瞳阿を守る優しい感じが出てて良かった♪
●凶役：沖野さん
殺陣がかっこよかった〜！尸良とのシーン、最高でした！天津との江戸城襲撃のシーンは悪巧みしている感じで、やり取りが好きでした♪最後の百姓のシーンはイケメンすぎました（笑）
●新夜&馬絽役：湯田さん
湯田さんの馬絽も気になって、急きょ1公演観るのを増やしました！小西さんの馬絽は「動」という感じで、湯田さんの馬絽は「静」な感じでした。内に逸刀流への思いを秘めている感じ。殺陣はとてもキレイで流れるような感じ！あの武器を一手に引き受けて作っていらっしゃるから、武器のことをよくわかっているのだなぁと。その一太刀に込める思いを感じる。本当に演者が変われば同じキャラクターでも違って面白いと改めて思いました。そして、あの武器たちを作られたのが凄い！
●弩馬役：下川さん
相変わらず素敵なアクションでした。あの武器を扱えるのが凄い！槇絵のあの殺陣のシーンが映えるのも、下川さんのアクションがあってこそだろうなと思いながら観ました。そして冒頭のダイジェストで斬られ役でいらして、「あっ」と思いながら観てました。
●黒衣&足江進：田中さん
あの武器の扱いが素晴らしい。ツイッターで拝見しましたが、黒衣のあの両手での武器、素晴らしすぎる！足江進のときも、あの長い武器をクルクルと回してて、ご登場のときはその武器の扱いに感服してました。江戸城襲撃シーンは斬られ役でも出てらっしゃいましたね♪あの武器さばき、本当にすごかった！
●阿葉山役：中さん
毎回とても味のある役どころで、今回もすごかったなぁ。偽一とのシーン、お二人の息が合ってないとできないアクションシーンだと思うし、最期のシーン毎回心に残ってる。
●燎役：名塚さん
登場シーンがめっちゃ美しかった！父親への尊敬の念とその若さをヒシヒシと感じました！あとあの身のこなしが軽やかで素敵だった！
●御岳役：置鮎さん
吐様の腹心っぷりが素敵でした。そして、良い声♪六鬼団を紹介するシーン、毎回楽しみしてた♪あと、日立で「すまん」と言って、町人を斬る殺陣がキレイでした♪毎公演物販隊長として、物販にも立たれていて、缶バッジも選んでいただきました♪
●荒篠役：稲田さん
立っているだけで、あの存在感。そしてあの大きな武器で、刀の重さを感じる太刀筋でした。後半は稲田さんも物販に立たれていて、驚いた（笑）
●目黒役：人見さん
凛ちゃんとのやりとり良かったなぁ♪そして、尸良とのアクションシーン、かっこよかった〜！人見さんのアクション、もっと見たかった〜！
●たんぽぽ役：山本さん
可愛かった。そして胸、凄かった！凛ちゃん、万次さんを介抱しちえるシーン優しさがにじみ出てて、好きでした♪
●偽一：大高さん
百琳へはぶっきらぼうな中にも優しさがあって素敵でした。阿葉山さんとのシーンは毎回圧巻だったし。そして、あの武器を操っていたのが凄い。目力が凄い方だなぁと思いながら観てました。最後、凶から野菜をもらうシーン、後半は実際にかじってて、笑いました（笑）
●百琳役：那珂村さん
凛ちゃんの保護者という感じで、見守る様子がとても安心感があって素敵だった。偽一の前だとちょっと可愛い感じなのも、素敵だったし、那珂村さんも好きな役者さん♪
●英役：三原さん
THE公儀という感じで、高笑いとか素晴らしかった！そして、吐に詰め寄られるシーン、江戸城襲撃のシーンも、なんともこれもTHE公儀という感じで、良かった♪天津と船に乗っているシーンの「これ、すわれ、すわれ」の言い方、好きでした♪
●八百比丘尼役：大場さん
大場さんの語り部、本当に物語に味を出してて素晴らしかった。しかもほっこりできるし♪でも、しめるところはしめて、大場さんならではの存在感！
●歩蘭人役：島粼さん
狂気っぷりがすごかった。グロいシーンでのあの笑みとか、本当に怖かったわ〜！一幕終わりの僧として出てくるシーンは、あのお姿がこれまたよく似合ってた。
●出羽介役：飯田さん
まさかリアルでスキンヘッドにされていたとは！役作りがすごかったし、あの皮膚を傷つけるシーン、どうも音がリアルすぎて、毎回「うわぁ」となってました。
●志摩役：加藤さん
公儀の妻としての最期、あっぱれでした！前作は可愛い役だったのに、キレイな存在感のある役で素敵でした♪
●恵那役：久保さん
京都弁が迫力満点でした。本当に三味線弾いてるのかと思った。最後のリーダーとしての佇まいもかっこよかった。京都弁が本当にさまになってた！
長くなりすぎたから、こんなところで。
音楽も素晴らしくて、そのシーン、そのシーンの演出がすごかった。CDを大切に聴こうと思います。
あと、個人的に今回のアンケートで使用してたボールペンがこれ。
10年前のアニメのイベントでいただいたもの。
鞄に入ってたから何気に使ってたけど、気づいて「あっ！」と一人でなってました。
それにしても、本当に素晴らしい作品で、観劇中は幸せな時間を過ごさせていただきました♪
始まる前は、CFで一番取りたかった公演が取れず、若干テンション下がり気味でした。
でも、初日を見て、見事にはまり、結果少しでもこの作品にかかわることができて良かったなと思えました。
本当に素晴らしい作品でした！
