ちーの気まぐれ日記

小西克幸さんが大好きです♪美味しいもの大好きです♪

劇団ヘロヘロQカムパニー第23回公演 「電波ヒーロー〜夢みるチカラ〜FINAL」

【Aキャスト】
柴崎幸喜:関智一、古澤敏宏:高木渉、上島哲夫:小西克幸
高梨今日子:那珂村タカ子、野辺山渉:永松寛隆、成池亮:藤田けん、
原口節子:湯浅涼子、二階堂絹子:長沢美樹
【Bキャスト】
柴崎幸喜:高木渉、古澤敏宏:関智一、上島哲夫:小西克幸
高梨今日子:杉崎聡美、野辺山渉:宇藤秀和、成池亮:上田伸哉、
原口節子:林智子、二階堂絹子:松本和子

というわけで、舞台の感想というか、毎度のごとく小西さんを中心とした感想です。
ネタバレしてるし、もの凄く長いので(これでも省いたのですが・・)、見たい方だけどうぞ。
今回の舞台は、テレビが普及し始めた頃の特撮プロダクションが舞台。
まだ、劇場でしか見ることのできなかった特撮を初めてテレビで放映しようとするお話。
その企画を頼んだテレビ局のプロデューサーが柴崎。
今回の企画の監督が古澤。
小西さん演じる上島は脚本家。
野辺山は助監督。成池はキャラデザ担当。今日子は制作・進行。
今回、最初から舞台上に小西さんはいらっしゃるので、目が釘付けでした。
古澤たちが今回考えたのが「ミラクルZ」という子供向けの特撮番組。その企画書を柴崎がプロダクションに来て、読むところから話は始まる。
肝心の監督である古澤が遅刻して慌てて入ってきて、柴崎と名刺交換。
興奮気味の古澤たちは、柴崎に立て続けに話しかけてしまい、「企画書が読めない!」と怒鳴られてしまう。
それに、古澤は「シバザキ」のことを「シバサキさん」と呼んでるから、訂正されてしまう。
矢継ぎ早に古澤たちが話しかけた後の柴崎が名前を訂正するシーン。Bキャストで高木さんが柴崎役のときの、この「ザキ!シバザキ!」という言い方が、目を見開いてて、毎回笑えて、私的にヒット〜!
この後に、小西さん演じる上島が「ちょっと1回落ち着こうか」と言って、みんなで深呼吸。そして、古澤に遅刻の理由を問い詰めるシーン。だいたい、言い訳してるところに、上島が「寝坊でしょ!」と突っ込んでたけど、土曜日の昼公演だけ、違った。
言い訳をしてる古澤に「それで?」と先を促してた。で、古澤が「すいません、寝坊です」と(笑)こういう違ったアドリブがあったりするから、どこも外せない(苦笑)
そして、お昼の出前を今日子に聞く、古澤。頼んだ「長寿庵スペシャル」がいかに素晴らしいかを身振り手振りで説明する古澤、上島、野辺山。
この説明のとき、AとBで、古澤と上島の立ち位置が変わるんです。
おかげで、最前列に座ったときに目の前で笑顔の小西さんを堪能〜♪♪
その後、企画書を読み終わった柴崎は「全て気に入らない」とやり直しを命じる。
出前が来るまでということで、打ち合わせをすることに。
企画書の字が汚い、と指摘する柴崎。「ミラクルZ」が「ミラワルZ」に見えるくらい(笑)
脚本を書いた上島に代わり説教してやると、古澤に「人間性を疑われるレベル」とまで言い始める柴崎。
その柴崎に「あの〜、僕なんです」という上島。
なかなか信じてもらえず、「スイマセン、本当に僕なんです」と謝る小西さん演じる上島。
それに対して、「キレイな字を書きそうな顔をしておいて!」と怒鳴る柴崎。
この古澤に怒鳴ってる後ろから「あの〜」と言ってるときの、小西さんの表情が何とも言えず素敵なんです!!
上島をかばおうとする成池も「これはひどい」と言う始末。
「気にしてない」と言いつつも泣き崩れる小西さんの演技がこれまた、可哀想な感じが存分に出ていて!
企画書を認めようとしない柴崎の言葉に、徐々に怒り始め、掴みかかろうとする古澤。
上島たちが止めて、色々と繰り返しているうちに、出前登場。
この出前のかけそばや長寿庵スペシャルを食べるシーン。本当に食べてました!
間近で食べてるシーンを見れて、「貴重だ〜!」と思いながら、前の席のときは小西さんを見てました(笑)
みんなの視線を気にして、柴崎が長寿庵スペシャルを譲ると言い出し、結局古澤が食べてしまう。
食べ終えた柴崎は、「2日後までに直すように」と去っていって、プロダクションのメンバーだけに。
このプロダクションメンバーのシーンの上島は笑顔が多くて、優しい感じ。小西さんの演技が本当に自然な感じで、大好きでした♪
で、2日後、柴崎へ企画を認めてもらうために、「ミラクルZ」を再現するお話に。
そして、2日後。
銀幕の女優である二階堂絹子がプロダクションに。誰もいないから、ミラクルZの企画書を読み始める。
野辺山が登場し、続いて今日子が登場。そして、今日子から、柴崎が来たら、ミラクルZを再現する話を聞く。その際、今日子がヒロイン役であることを聞き、ヒロインのセリフを言わせるけど、あまりの棒読みっぷりにキレて、見本を見せる絹子。それを見ていた古澤が再現の際、ヒロイン役を絹子に演じさせることを思いつく。
そして、柴崎登場。企画書を見て前回と変わってないことに気付き、古澤じゃ話にならないから、「上島くんを呼べ!」と上島の名前を呼ぶと・・。
音楽が鳴って、舞台にピンクのライトが。そして、そして、マントをつけて顔にタ○シード仮面みたいな仮面をつけて、先に馬がついたステッキにまたがって、「パカラッ!パカラッ!」と小西さん登場〜!
小西さん演じる上島は再現では、悪役の「ドクタークルッパー」の役。「フフフ、どう料理してくれようかぁぁ!」と、物凄くはまってる!!(笑)
もう、最高でした小西さんのドクタークルッパー。あの馬のステッキに跨って、馬に乗ってるように揺れてる感じが、また何とも言えず面白くて!(笑)
柴崎が主人公のツヨシ少年をやらされるわけだけども、そうとは知らない柴崎がもちろんセリフを読まない。カットになって、「これが打ち合わせ。意見はこれが終わって聞く」ということで、古澤が柴崎にセリフとかを説明。その間に、小西さん演じる上島はその後に備えて、マントを翻したりして、こうかな?こうかな?という仕草をしてるのか、また細やかな演技で面白かった(笑)
ツヨシ少年のセリフを言う柴崎に「感情が伝わってきて素晴らしい」と褒めちぎる古澤。
「ただ、ツヨシは少年だから、もっと可愛い感じで」と言うリクエストに答える柴崎。関さんはス○夫みたいな感じ、高木さんは○太みたいな感じ。しかも、顔まで可愛い感じだし。千秋楽の関さんは、ちょっと壊れすぎてた(苦笑)
今日子演じるタケシ少年が出てきて、絹子が演じるヒロインが登場するはず・・。
だけど、絹子が演じるはずもなく、「台本を覚えてないからじゃないか。」とか色々たき付けて、絹子を怒らせてやる気にさせて、再開。
上島演じるドクタークルッパーが「ぁ、念仏でも唱えるんだなぁ!」と3人を始末しようとしたところで、野辺山演じるミラクルZ登場。
宇藤さんは曲に合わせて、ちょっと踊ってる感じで登場〜!
途中、柴崎が口を挟みミラクルZの決めポーズを変更。
で、再開したら、クルッパー役の上島の方が強い感じで、ミラクルZを杖でバシバシ叩いてる。
そこに止めに入る柴崎は、持ってる台本で上島の頭を叩くというシーン。
最初は1発だったのに、4日目とか5日目になると、5発くらい叩かれてて、思わず「ヒャッ!」と声を上げてしまった。小西さんが心配で・・。
柴崎の意見で、ミラクルZが寸でのところで避けて、一気に必殺技を決めるということに。
消えたと見せかけて、「ミラクル一斗缶」と一斗缶で小西さんの頭を・・。
初めて見たときは、また「ヒャ!」とか言ってた。宇藤さんのときの方が、かなり良い音がしたような・・。今回、頭を叩かれるシーンが多くて、本当に大丈夫かと心配になりました。
「これ、ひどいよ野辺山くん」と一瞬、素に戻る上島。で、「やられたー」となるわけです。
で、上島が引き上げるときも、「ブオ〜ン」と自分で音を出して、顔の前で手を振って消えたような動作を(笑)。で、そそくさと去っていく上島。その去り方が何とも物悲しい感じで(苦笑)
勝ったと思ったミラクルZたちの前に、成池演じる悪の首領のエンペラー森登場。
扉の外から入ってこようとするけど、衣装が大きくて、入ってこれず。角度を変えても入って来れない。この時の成池の表情が何とも言えず、もう会場中爆笑!
特に私は藤田けんさんのこの時の表情が大好きでした!
もう何回見ても爆笑してた(笑)
入ってこれないから、「また会おう」とそのまま去っていくことに。
なかなか言葉ではうまく表現できないけど、このエンペラー森のシーンは最高でした!!
もう、何回見ても本当に爆笑できた!
で、少年たちを守ったミラクルZが去っていて、再現終了。
「素晴らしい脚本」という柴崎に、喜ぶ古澤たち。そうしていると、成池が悔しそうに登場。で、去っていくときに「野辺山くんのうそつき」というセリフが。
この「うそつき」の言い方が藤田さんと上田さんでは違ってて、藤田さんは声を小さく絞り出すような感じで、上田さんは「うそつき!」と叫ぶような感じ。この去り方に笑いました(笑)
素晴らしい脚本だけど、子供たちには有害と言って、2日後に書き直しを命じて、去っていく柴崎。
で、残った絹子が古澤たちに、柴崎が左遷されることを話して去っていく。
プロダクションのメンバーのみになってからのシーン。
「ミラクルZ」を作りたいがために、野辺山が色々としたり、色々とあるわけですが、成池が持ってきた会議資料を見て、色々と話しあうメンバー。
で、柴崎が良い作品を作りたいという思いと、古澤たちの思いが似てると指摘する上島。
この「あ〜、ハハ」という上島の笑いから入るシーンがもう、大好き!小西さんの演技が本当に本当に優しい感じで。ここから、上島が新しい企画を考えるべきという提案をして、話が進んでいく。
お互いの気持ちを確認するシーンで、今日子に一生懸命話をする上島。そして、今日子に古澤が上島が今日子のことが好きだということを伝える。このときの上島の気弱なちょっと遠慮した感じが、もの凄い可愛かった〜♪♪
その後の新しい企画を書いてるシーンは、音楽が流れてセリフはなくて、仕草で表してた。
お腹がなったとか、満腹とか、意見がぶつかるシーンとかも。このシーンも可愛くて、好きでした〜♪だって、小西さんが笑顔だし♪♪
で、書き終えて、朝になってみんなが眠ったところで、柴崎が登場。
新しい企画書に目を通す。
けれども、辞令が決まってしまっていて、それを伝えにきた柴崎。
新しい企画書は「なかなか良い出来」と褒める柴崎。
この企画は「柴崎とやるために書いたものだから、持って行って。必ずあなたは戻ってくる」という古澤。
それに対して、声を荒げ、「オレは負けた。何も知らないくせに。左遷の話を聞いたから、書き換えたんだろう」と言う柴崎。
それに対して、「何を弱気になっているんだ」と言った古澤。そして、つかみかかる柴崎。
柴崎を振り切って、「俺だって、悔しい。柴崎とやりたかった。憧れてたんだ、柴崎に」という古澤。
このシーンが本当に凄い迫力で、お二人とも泣いてたから、泣き虫の私ももちろん泣いてましたよ。
で、最後改めて、古澤が企画書を柴崎に渡して、それを受け取る柴崎。
「戻ってくるんでしょ?」と古澤。「心が動いて、やってもいいと思い始めたら、信じるか?」という柴崎。
その柴崎に光が当たっていて、柴崎を見つめるプロダクションメンバー。
そこで、舞台が暗転して、スクリーンに「ミラクルZ」のオープニングが映し出されて終了。


今回、Wキャストだったけど、どちらも本当に素敵だった〜。
同じ内容でも、やっぱり役者の方が変わると印象もだいぶ変わってくる。
小西さんの上島が、何ていうか、古澤のストッパー的な感じで、アドバイスしつつ一緒に進んでいく優しい人柄。
で、小西さんの優しい笑顔をたくさん堪能できて、幸せなお芝居だった〜!
何と言っても、小西さんの誕生日記念公演だったし、その公演を見ることができたことが幸せ!
身内で、驚愕のできごともあったし(苦笑)
本当に素敵で、楽しい5日間だった♪
素敵な時間をありがとうございます♪
うまくまとめなれなくて、長々と書いてしまいましたが、見てくださって本当にありがとうございました!